不滅のベスト

不滅のベスト

放射

 
・15時半くらいに家を出てスタジオシーラカンスへ。名古屋から帰って最初のスタジオ。寒くない。次の車、次の雪の擦れる音、次の人。そういう次の季節までの間隔が体に入ってくる。春になるのかもしれない。 あまり聴いていなかった最近のBig Thiefが今の自分にははまる気がした。「Little Things」を聴く。岳が1月の「SHOCK HARTS」の会場BGMに選んでいた。内側からビリビリ痺れて熱になる。練。バンド組んでから1番良いスタジオだった。17時半。まだ明るい地上への期待を内に階段を上がるが流石に暗い。でも涼しくて気持ちよかった。地下鉄の降り際zo-sun park田辺さんから電話。なんとなく嬉しい。
 
・「THE FIRST SLAM DUNK」を観に行く。すごく良かった。観に行くことが出来て本当に良かった。回想から戻った誰かがバッシュを鳴らすたび興奮した。瞼が熱くなった。生きるっていいなと思う。うまいご飯を食べカラオケにも行った。いっぱい歌えて楽しかった。誕生日おめでとう。
 
・頼まれた買い物を済ませ外へ出る。寒い。走ってみる。楽しくなって走りながら帰った。
 
・保育園から駅までの道はかつて、家と父親の電気屋を結ぶ一本道だった。父の店は移転し家も何度か引っ越したので使わなくなってもう15年くらい経っていた。いまはどこか意図的にその道を使っているかもしれない。感傷的になりたいのだろうか?俺はこの街が好きでも嫌いでもない。思い出はそれなりにある。
 
・連続する瞬間の、旅の最中にいる。恐れることは仕方のないことだ。でも旅は続く。旅を想う限り。
定型の経験則や反省に身を任せて、目の前にあるものを蔑ろにして、存在するいまへの瞬間への尊重を欠いて、俺はどこにも行けないだろう。
旅を楽しみたい。なるべく恐れず、目の前の、いまに巡ってくるいまの瞬間を体いっぱいに受け入れたい。
不滅の旅。「不滅」の「旅」。そうかと思う。「不滅の旅」を「する」んだ。スタジオやアトリエ、服屋、ご飯屋ではない。目的は「場所をつくること」ではない。「する」んだ。旅を。それも不滅の。
 
・明るい16時半!
 
・元気か、と聞くのは良くないよねみたいな文を見た気がする。
よく思うが、言葉は言葉単体ではなく、人による言葉になり、人と人の言葉になった瞬間に意味を持つのではないだろうか。
「元気」がどうか、それ自体の判別を得たいわけではないだろうし、ましてや「元気」でないのならば責め立てるぞ!という気概なんてないだろう。
気をわかちあうことが重要だ。表現はそのためにある。言葉も。気を発して、気を受け取る。リズム。グルーブ高めよう。友達と演奏したくなってくる。
気。天国旅行は昨年10月「気」で演奏した。主催ユリナさんが企画へ寄せて書いていた文章を読んでみる。
「人とは気であるという尊さをふと考えて今回の企画名にしました。単純に、漢字一文字ってかっこいいなというのも理由の一つですが。」
おお!
 
・今年の夏は真夜中にたくさん歩きたい。2時までやっている喫茶店がある。自宅から徒歩43分らしい。楽しみだな。
 
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写真で見るとまだ全然冬だ。